暑い日が続きましたが、ようやく秋らしい風が吹き、朝晩の空気が涼しくなってきました。さまざまな環境の変化の中でも、季節は次の歩みへと進んでいます。神さまが創造し、与えてくださった自然は逞しいものです。そして神さまは、私たちに自然をしっかりと管理するようにと、人を造られた時より命じられています(創世記1:26)。
子どもたちもまた、日々の生活の中で少しずつ成長を重ねています。最初はできなかったことが、ある日ふっとできるようになる。その瞬間は小さな変化かもしれませんが、確かな「成長のしるし」です。私たちは、その成長を喜ぶと共に、しっかりと見守ってあげたいと思います。
まもなく10月18日には「ファミリープレーデー(運動会)」を迎えます。一人ひとりが力を合わせ、精一杯取り組む姿の中にも、子どもたちの大きな成長が表れてくることでしょう。
聖書には「からし種」のたとえがあります。「からし種はとても小さいけれど、土にまかれると大きくなって、鳥が休めるほどの木になります」(マルコ4:31–32)。子どもたちの成長も、まさにこの御言葉のようです。今は小さな歩みでも、やがて大きな枝を伸ばすような力を秘めています。
私たちが子どもたちの成長を見守る中で、目に見えるときもあれば見えにくいときもあるでしょう。しかし、その一つ一つの歩みを喜びと共に支える働きが、子どもたちにとって大切な養分となり、将来の力となっていきます。
小さい者の成長を共に喜び合えることは、神さまから与えられた大きな恵みです。この秋も、日々の歩みの中で神さまの支えを感じながら、お子さまと一緒にその小さな芽吹きを見守っていただければと思います。また、子どもたちを支えてくださる保護者の皆さまの日々のご努力にも感謝し、これからも共に子どもたちの成長を見守っていけたら幸いです。

