園だより

12月の園だより

12月に入り、園内にも小さな灯りやクリスマスの飾りが並び始めました。私たちは今、アドベント(待降節)という季節を迎えています。アドベントとは、「やって来るものを待つ」という意味を持つ言葉です。

キリスト教は古くから、「待つ宗教」「アドベント的宗教」と言われてきました。すぐに答えが見えるわけではなく、すぐに状況が変わるわけでもありません。それでも、暗闇の中で光を探し求める人々の歩みに寄り添い、小さな希望の灯をともしてきた歴史があります。

聖書には「光は暗闇の中で輝いている」とあります。夜が一瞬で明けるわけではありませんが、星の光は、夜のあいだ中、夜の明けるまで、静かに輝き続けます。見えにくくても、確かに光はそこにあります。アドベントとは、まさにこの“見えないけれど、確かにある光”を心に留める季節なのです。私たちは、その光を「希望」と言います。

こどもたちの成長もまた、すぐに答えが出るものではありません。昨日できなかったことが、今日できるようになる日もあれば、時間をかけて気持ちが育っていくこともあります。大人の目には見えないところで、子どもたちは少しずつ、確かに歩みを進めています。

その歩みに寄り添うためには、「急がないこと」「待つこと」も大切なのでしょう。すぐに結果が出なくても、見えなくても、子どもたちの中には必ず光が芽生えています。アドベントの光のように、小さくとも静かに輝いているのです。

今年もクリスマスに向かうこの時期、子どもたちの中にあるその小さな光を、保護者のみなさまと一緒に見守りながら過ごしていきたいと思います。寒さが深まる季節ですが、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください。

皆さまの上に、クリスマスの主の祝福をお祈り申し上げます。          長村亮介

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